第29回 日本EVフェスティバル
開催日/2023年11月25日(土) 10:00~16:00
開催場所/東京国際交流館 プラザ平成・シンボルプロムナード公園(お台場)「つながろう みんなでCO2削減」
都市型フェスティバルに生まれ変わって4年、第29回日本EVフェスティバルが、今年もお台場・東京国際交流館で開催されます。
そんなフェスティバルのテーマは「つながろう みんなでCO2削減」。
気候変動にストップをかけ、電動モビリティ普及と脱炭素社会の実現に向けて、日本EVクラブ会員、自動車メーカー、行政など、参加者全員が環境や自動車の将来について考え、体験し、楽しむ、まさに”つながる”イベントといえます。
東京国際交流館では、識者を招いてのEVシンポウム、最新EV試乗会&展示、EVクラブ会員による手作りEV展示、注目の充電サービス展示など、全館を通していろいろなプログラムを用意しています。
開催概要
The 29th Japan EV Festival 2023
【日時】
2023年11月25日(土)10:00~16:00
【会場】
東京国際交流館 プラザ平成 (お台場)・シンボルプロムナード公園
東京都江東区青海2-2-1
(アクセス)https://www.jasso.go.jp/ryugaku/kyoten/tiec/access.html
【後援】(予定)
環境省、国土交通省、経済産業省、東京都
【主催】
一般社団法人日本EVクラブ
【協賛】
ダイハツ工業株式会社
ニチコン株式会社
日産自動車株式会社
一般社団法人 日本自動車連盟
株式会社パワーエックス
ビー・エム・ダブリュー株式会社
フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社
三菱自動車工業株式会社
【協力】
本田技研工業株式会社
プログラム
・ EVシンポジウム
・最新EV&PHEV試乗会/メーカー展示
・充電サービス展示
・パネル展示ブース(自治体等)
・日本EVクラブ会員による手作りEVの紹介
・Kids 電気カート組立体験
・デジタルスタンプラリー
代表メッセージ
「変わるヨーロッパの都市とモビリティに見る未来の交通」
一般社団法人 日本EVクラブ 代表理事 舘内 端
2024年のオリンピックをめざして、開催都市であるパリ市は街の衣替えに忙しい。交通渋滞を防ぐべく道路を拡張し、交通の制御を全面的にコンピューターで行い、青信号が連続するようにして交通のスピードアップを図り、ロータリーでは内側の車線に交通警察官が立ち、遅い車にもっと早く走るように警告を与える。オリンピック開催時にはもっとも大きなロータリーである凱旋門は、大ドリフト大会の会場になるに違いない。
だが、これは私の完全な時代錯誤だった。パリ市民が選んだ初の女性市長であるアンヌ・イダルゴは、ドラノエ前市長が始めた“ヴェリブ”と呼ぶレンタル自転車事業を引き継ぎ、強化した。こうした政策が実を結び、自動車から自転車へとモビリティが変化した。しかし古い街並みと自動車を中心に作られた道路にあふれた自転車が、歩行者や自動車と事故を起こすことが多くなってしまった。そこに登場したのがイダルゴ市長の「パリ大改造計画」であった。
これは、上記のような自動車交通のスピードアップが主眼の改造ではなく、むしろ自動車交通を制限する改造計画だった。最初の改造はセーヌ河岸の高速レーンを廃止(!)して、遊歩道にするものであった。そればかりか、バカンス中に実施されていたセーヌ川に砂浜を作る「パリ・プラージュ」を1年中行い、河岸を遊歩道にするというのだ。
さらに計画では街中の2車線の大通りの1車線は自転車専用にし、自動車の最高速度は時速30キロに制限、パリの街にあふれた自転車がスムーズに走れるようにする。クリスマスのイルミネーションで有名なシャンゼリゼ通りの主人公は人と自転車になる。パリに山ほどある「ロータリー」は姿を消す。消えたロータリーは広場となり、木々の緑があたりを覆う。広場の平均気温は10℃も下がり、保水率も上がって都市型の洪水の被害も減少し、子供たちがゆっくり安全に遊べ、キャンプもできるようになる。自動車から子供たちやお母さんたちへと、パリの主人公は交代する。
このような都市の大改造は決してパリだけではなくドイツのベルリン、ハンブルク、オーストリアのウイーン、スペインのバルセロナ、イタリアのミラノなどの都市にも広がっている。その契機は地球温暖化による気候変動とコロナ禍である。これからの自動車とモビリティは、このような都市の変容の中で現在の姿から大きく変わることを求められる。EVにすれば問題が解決するわけではない。自動車には大きな課題が突きつけられている。それは私たち自動車ユーザーもまた同様だ。
そのことを踏まえ、本フェスティバルの基調講演では「V2Xを活用したエネルギーマネージメント」と題して、本田技研工業(株)よりお話をいただく。これはEVを街や行政機関そして工場とつなげると、エネルギーを有効に使えるシステムの構築が可能だという話である。EVが、これまでの自動車の「移動の機関」という狭い枠組みを打ち破り、私たちの「生活」とダイレクトにつながることで、まさに「21世紀の新しい都市」が輝くことを示している。
また、公開ディスカッションの「EV未来プロジェクト」では、今後の自動車は私たちの生活はもとより街と行政と産業とつなぐモビリティであることが強く求められることを確認する。さらにプレゼンテーションでは21世紀型の充電のあり方について、企業の皆さんからご提案いただく。
日本EVフェスティバルの開催に当たって、行政、地方自治体、企業等たくさんの皆さんのご協力とご協賛をいただき深く感謝します。私たち市民・ユーザーも先のヨーロッパのように未来の交通について一緒に考え、その構築を目指していきましょう。
スケジュール
(予定)
12:00~15:30
EVシンポジウム
定員50名 事前申込み先着順/無料
シンポジウムへの参加には事前申込みが必要です。
行政やメーカー、モビリティ関連企業からのプレゼンテーションに加え、日本EVクラブ有志によるオンラインイベント「EV未来プロジェクト」の公開ディスカッションを開催。
<内容>(敬称略)
基調講演
「V2Xを活用したエネルギーマネージメント」
講師:本田技研工業(株) エネルギーサービス事業開発部 椛澤 明
プレゼンテーション
①『行政のCO2排出量削減計画』(予定)
②『電動モビリティ企業の戦略』
●(株)パワーエックス EVチャージステーション事業部 森居 紘平
●(株)141マーケティング EVごはん事業部 石井 啓介
「EVの充電時間の有効活用について~充電時間をより楽しく、美味しくする『EVごはん』」
●EV昼充電推進協議会 酒井 直樹
「再生可能エネルギーによる電気を用いて、EVの充電を促す『EV昼充電推進プロジェクト』」
●ニチコン(株) NECST営業本部EV統括 宮本 亨
パネルディスカッション
オンラインミーティング「EV未来プロジェクト」公開ディスカッション
テーマ「明日のクルマは誰がつくる」(予定)
パネラー:「EV未来プロジェクト」メンバー(日本EVクラブ有志)
コーディネーター:鳥塚俊洋(「EV未来プロジェクト」メンバー、元『JAF Mate』編集長)
10:00~15:00
最新EV&PHEV試乗会
試乗人数制限あり 当日受付/無料、要免許証
試乗時間(予定) 10:30~12:00(受付10:00~) / 13:00~15:00(受付12:30~)
国内外自動車メーカーの最新EVが集合。試乗会を開催します。
EVに精通したジャーナリストが同乗し、運転のコツや車についてレクチャーします。
試乗車
日産/アリア、サクラ
BMW/i4 eDrive40
VW/ID.4
三菱/エクリプスクロスPHEV
試乗会参加ジャーナリスト(予定・順不同)
片岡英明、斎藤 聡、まるも亜希子、御堀直嗣、諸星陽一
10:00~16:00
最新EV展示/メーカー展示
国内外自動車メーカーの最新EVを展示するほか、各EV関連メーカー展示もあります。
EV関連メーカーでは、パワーエックスが「シェアグリーン南青山」「目黒セントラルスクエア」などに設置し、サービス提供を始めた超急速EV充電器 Hyperchargerを紹介。実物大の模型を用いシミュレーションを行います。また、新型V2Hシステム「EVパワー・ステーション」を来春発売予定のニチコンは、お馴染みの外部給電器パワー・ムーバーでEVから給電、淹れたてのコーヒーを来場者にふるまいます。
展示スペースに面した建物の室内には、どなたでも自由に使える休憩コーナーを設けました。展示車のカタログなど資料のご用意もあります。
展示
VW/ID.4
三菱/eKクロスEV
BMW/i7
ホンダ/Honda e
ニチコン/EVパワー・ステーション、パワー・ムーバー(ニチコンカフェ)
パワーエックス/電池型超急速EV充電器 : Hypercharger模型 、Audi e-tron GT
10:00~16:00
3階展示ブース
充電サービスなどEV関連企業展示ブースを設置します。
また、行政や全国の自治体の脱炭素取組みを紹介します。
EV関連企業展示
ユアスタンド(株)/EV充電サービス
(株)141マーケティング/EVごはん
EV昼充電推進協議会/EV昼充電推進プロジェクト
自治体からの出展
東京都
長野県白馬村
10:00~16:00
EV技術発表エリア
毎年、大人気の展示です。日本EVクラブ会員による手作りEVを紹介します。
メーカー製EVとはひと味う手作りEVにぜひ触れてみてください。市販車ベースのコンバートEVや高校生の手によるオリジナルEV、2人乗り電気フォーミュラーカーのほか、ERKレースに出場の電気レーシングカートなど、ここだけでしか見られないさまざまなEVが展示されます。
出展者
日本EVクラブ/EVサイド・バイ・サイド
栃木県立鹿沼高等学校サイエンス部/KPCEV-11
4WD電気自動車冒険チーム「ZEVEX~ゼベックス~」/EVジムニー「SJ2001」号
WOODS Engineering/WE AER K Ver0
Team Mission Possible/ZE0
チームパレット/ESTRACTION L1
プロジェクション/ODYSSEY ERK
12:30~(1回目)/15:15~(2回目)
ミニトークショー「ジャーナリストのちょっと立ち話」
1回目「メーカーEV最新情報」
2回目「ジャパンモビリティショー雑感」
雑誌やwebで活躍中のジャーナリストによるミニトーク。EV最新情報からEVにまつわる笑いのエピソードまで、2人の掛け合いも楽しい盛りだくさんの内容です。今年開催のジャパンモビリティショーについても語ってもらいます。
出演(予定)/まるも亜希子、御堀直嗣(敬称略)
13:00〜14:00
Kids 電気カート組立体験
シンプルな構造の電気カートを組み立てることで、電気自動車の仕組みを理解することができます。
ボルトやナットなどのパーツや機械工具に触れて、物づくりの面白さを体験したり、プログラミングによりモーターの性能を調整するなど、親子一緒に楽しめる組立体験に参加しませんか。
・小学校4年生以上、親子で参加。
・事前申込み、先着8名/無料。
見学自由、当日の参加については総合受付にお問い合わせください。
10:00~15:30
デジタルスタンプラリー
EVフェスティバルの各エリアを楽しみながら巡るデジタルスタンプラリーを実施。フェスティバル会場(4カ所)と、向かいの「日本科学未来館」(1カ所)の両方にチェックポイントを設けました。クイズに答えてスタンプを集めます。スマホがあれば誰でも参加可能。クリアした参加者には素敵な商品が贈られます。
デジタルスタンプラリー参加方法は総合受付でご案内します。
● イベントの内容、スケジュールは予告なく変更になる場合があります。
●37.5度以上の発熱がある方、体調不良の方の入場をお断りいたします。
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